はじめに
こんにちは!はじめです。😁
先日、僕のもとに企業からこんな手紙が届きました。
これを読んで「えっ?どういうこと?」と疑問に思いましたが、「まあ株数が増えたなら良いか」と深く調べずそのままにしていました。😇
ところが、別の企業からも「株式分割を行いました」と通知が届いたことで、ようやく「これはどういう意味なんだろう?」と気になり調べてみることに。🤔
すると、企業が株式分割を行う理由や、それが一般投資家にどんな影響を与えるのかが、少しずつわかってきました。
今回は、そんな「株式分割」について、初心者にもわかりやすく解説していきます!
株式分割とは?
まずは、株式分割がどういうものかを説明します。
株式分割とは、発行済みの株式数を増やすことです。
これにより、1株あたりの価格は下がりますが、株主が持つ株式数は増える仕組みです。
具体例
例えば、
株価が1株あたり3,000円だったとします。
株式分割により、1株が3株に分割されたとすると…
株価は1株あたり1,000円に下がり、保有株数は3倍になります。
つまり、株数は増えますが、保有している資産の総額は変わりません。ご安心ください。
企業が株式分割を行う3つの理由

理由1:株式の流動性を高めるため
株価が高いと、一般の投資家にとって手が出しづらくなります。
株式は基本的に「100株単位」で購入する必要があるため、たとえば1株5,000円だと50万円が必要です。
分割によって株価が下がれば、より多くの人が購入しやすくなり、結果として株主の数が増える効果が期待できます。
理由2:配当金の代替策としての活用
株式分割によって株主の持ち株数が増えると、配当金を増やさずに、配当の恩恵を広く届けることができます。
※ただし、株価が下がった分、1株あたりの配当金も比例して下がるため、配当総額が変わるわけではありません。
理由3:上位市場への上場を目指すため
企業がより大きな市場に上場するには、多くの株主が必要です。
そのため、株式分割によって投資家を増やし、上場審査に必要な基準を満たそうとする目的もあります。
引用元 https://www.nihon-ma.co.jp/columns/2021/x20210928/
引用元 https://www.nihon-ma.co.jp/columns/2021/x20210928/
(参考)上場審査のポイント(簡単に解説)
企業が上場するには、以下のような点がチェックされます。
🔷 継続的な利益が見込めるか
ビジネスモデルに安定性があるか、収益が見込めるか。
🔷 適切な企業運営が行われているか
不正がなく、公平な経営がなされているか。
🔷 社内のルール・管理体制が整っているか
リスク管理や内部統制がしっかりしているか。
個人投資家にとってのメリット3つ
メリット1:売買のハードルが下がる
株式が分割されると、保有株数が増えるため、
たとえば「一部を売る」という選択がしやすくなります。
また、株価が下がることで、買いやすさも増します。

メリット2:配当金の増加が期待できる
保有株数が増えることで、結果的に配当金の受取額が増える可能性もあります。
ただし、先ほども述べた通り、配当の額は株価次第です。
分割後、株価が上昇すれば、より多くの配当を受け取ることができます。
メリット3:株価上昇のチャンスが増える
分割によって株価が下がると、投資家が増えやすくなり、
需要が高まって株価が上昇する可能性もあります。
個人投資家が注意したいデメリット3つ

デメリット1:単元未満株が発生し、売りづらくなることも
株式は通常「100株単位」で売買されます。
たとえば、分割後に110株を持っている場合、100株は売れても残りの10株は売れない可能性があります。
ただし、楽天証券など一部の証券会社では「ミニ株」「単元未満株」も売買可能ですので、安心してください。
デメリット2:株価が不安定になりやすい
分割で株価が下がると、短期目的の投資家(トレーダー)が増える傾向があります。
そのため、値動きが激しくなり、初心者には不安を感じるかもしれません。
一時的な値動きに左右されず、長期的な視点を持つことが大切です。

デメリット3:資産が増えたと誤解しやすい
株数が増えたことで、「資産が増えた」と錯覚してしまうことがあります。
ですが、株式分割はあくまで「株数が増えて株価が下がる」という見た目の変化であり、資産価値そのものは変わりません。

まとめ
株式分割には、個人投資家にとってのメリットとデメリットの両面があります。
一見すると株数が増えて得した気分になりますが、冷静に状況を見極めていくことが大切です。
短期的な目線だけでなく、「自分が何のために株を買ったのか?」を振り返る良い機会にもなるはずです。
この機会に、自分の将来や資産運用の目的を改めて見つめ直してみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
コメント